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有資格一覧表とは?

企業には、何らの資格を所有している人が多数在籍しています。有資格者一覧表とは、企業にとって必要となる資格を列挙し、その資格を所有している従業員を一覧にまとめた管理表のことをいいます。ここでは、有資格者一覧表の必要性や実際の作成方法などについて詳しく解説していきます。

この記事はこんな読者におすすめ

  • 有資格者一覧表とは何かを知りたい
  • 有資格者一覧表がなぜ必要なのかを知りたい
  • 有資格者一覧表の作成方法を詳しく知りたい
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1. 有資格者一覧表とは

有資格者一覧表とは、企業において、従業員が所有している資格を把握して管理するための一覧表のことです。有資格者一覧表を作成しておくと、誰がどの資格を所有しているのかを一目で把握できるため、仕事の割り振りや人員配置などもスムーズにおこなうことが可能になります。

通常は「氏名」「資格名」などの項目が記載されており、一目で従業員の資格所有状況を把握できる仕様となっています。一般的にはExcelソフトを使用して作成しますが、特に決められたフォーマットが存在するわけではありません。
そのため、自分で作成したり、インターネットで無料ダウンロードできるものを加工したりして使用している企業が多いようです。

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2. 有資格者一覧表の必要性

企業が業務をおこなうためには、「従業員が特定の資格を所有していなければならない」と、法令で定められていることも少なくありません。例えば建設工事では、工事全体の管理者として、経験や技術をもった人員配置が義務付けられており、その際に資格所有情報の提出も求められます。
企業は法令順守のためにも、従業員の所有している資格を把握し、適正な人員配置をおこなわなければならないのです。もし、誤った情報で業務をおこなった場合は法令違反となってしまい、会社存続の危機にさらされる可能性もあります。
業界によっては多数の資格が存在しており、なかには100種類近くの資格を管理しなければならないこともあるでしょう。有資格者一覧表は従業員の資格所有状況を抜け目なく管理しておくためにも、欠かせないものなのです。

以下に労働安全衛生法と建築業法で求められている主な資格について挙げていきます。

労働安全衛生法で主に求められている資格

  • クレーン・デリック運転士免許
  • 移動式クレーン運転士免許
  • 揚貨装置運転士免許
  • 高圧室内作業主任者免許
  • 発破技士免許
  • ガス溶接作業主任者免許
  • ボイラー整備士免許
  • 衛生工学衛生管理者免許
  • 第一種衛生管理者免許
  • 第二種衛生管理者免許
  • 林業架線作業主任者免許
  • エックス線作業主任者免許
  • ガンマ線透過写真撮影作業主任者免許
  • 潜水士免許
  • 特定第一種圧力容器取扱作業主任者免許
  • 特級ボイラー技士免許
  • 一級ボイラー技士免許
  • 二級ボイラー技士免許
  • 特別ボイラー溶接士免許
  • 普通ボイラー溶接士免許

建築業法で主に求められている資格

  • 1級建設機械施工技士
  • 2級建設機械施工技士(第一種~第六種)
  • 1級土木施工管理技士
  • 2級土木施工管理技士(土木)
  • 1級建築施工管理技士
  • 2級建築施工管理技士(仕上げ)
  • 1級建築士
  • 2級建築士
  • 1級管工事施工管理技士
  • 2級管工事施工管理技士
  • 1級造園施工管理技士
  • 2級造園施工管理技士
  • 技術士試験 建設・総合技術監理(建設)
  • 技術士試験 農業「農業土木」・総合技術監理(農業「農業土木」)
  • 技術士試験 水産「水産土木」・総合技術監理(水産「水産土木」)
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3. 資格一覧表の書き方と記入例

ここでは、一般的に用いられている有資格者一覧表の記入例をもとに、書き方を解説します。Excelなどの表計算ソフトを使用して作成するか、無料のテンプレートをダウンロードして作成する会社がほとんどです。

会社名

会社や事業所の名称を記入します。(記入例①)

作成日

有資格者一覧表を作成した日付を記入します。必ず、最新の情報が記載されている日付かどうかを確認するようにしましょう。資格によっては有効期限が切れていたり、更新が完了していなかったりする場合もあります。その場合、法令違反になる可能性もあるため注意が必要です。(記入例②)

名前

有資格者の氏名を記入します。横軸にある資格と照らし合わせて、従業員が所有している資格欄に黒丸を付けていきます。(記入例③)

資格内容

資格の名称を記入します。記載が必要となる資格を整理して横並びに記載していきます。不必要な資格まで記載してしまうと、重要な資格を見落としてしまったり、確認に時間がかかってしまったりするので、あらかじめ整理しておきましょう。また重要度の高い資格から左詰めで記載しておくと良いでしょう。(記入例④)

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