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導入事例 調整会議

戸田建設株式会社様

「これはいい!」の直感からBuildeeを導入

建設現場施工管理サービス「Buildee」導入に至る経緯や、全支店導入の決め手、運用方法などをお伺いいたしました。

導入の経緯

「省力化」や「生産性向上」につながるシステムを検討する中でBuildeeを発見

私(曽根原様)が名古屋支店にいた時に、部下が「省力化」や「生産性向上」につながるシステムを検討する中でBuildeeを見つけました。そこで貴社にお願いをして、社内でBuildeeの説明会を開いてもらい、「これはいい!」という直感を得たので、すぐに試行してみたのが始まりです。

「これはいい!」と思われたのはなぜですか?

今までは、協力会社が社員に揚重機や搬出入の予定を伝え、昼の打ち合わせ時に全体調整を行っていたのですが、予定重複の調整や記載漏れの確認等に時間を要していました。Buildeeを使えば、協力会社が予定などを事前に入力し、すぐに社員と共有することができるため、事前に重複や漏れなどを防ぐことができると思いました。また、現場の作業安全指示書・作業日誌を作成するのに、とても時間がかかっていた点も解消できるだろうという印象を持ちました。

他社サービスとの比較検討はされましたか?

作業日誌単独のシステムや搬入車両予約に絞ったシステムなどは他にもありましたが、当社内で普及させたいと思えるようなシステムではありませんでした。Buildeeは作業日誌やゲート予定、揚重機予定や機材予定など複数の作業がトータルで管理できるシステムであることが大きな特徴でありメリットだと判断しました。

タイミングが噛み合い、全支店導入が早期化

Buildeeの全支店導入の意思決定につながるエピソードがあれば教えてください

本社にBuildeeの全支店導入を進言していたところ、ちょうど私(曽根原様)が本社転勤となり、建築施工のIT関連を統轄する立場になったので、全支店導入を早期に進めることができました。その偶然が非常に良かったと思っています。また社長以下の役員も導入を後押ししてくれました。

Buildeeと建設キャリアアップシステム(以下、CCUS)との連携は全支店導入の決め手になりましたか?

Buildeeの導入を検討する前からCCUS対応の話はしていたのですが、今後Buildeeが、調整会議以外にもCCUS関連の労務安全や入退場管理のシステムも開発すると聞いて、「それなら全社的にCCUSとBuildeeをリンクさせることにしよう」という話になりました。タイミング的に良かったと思います。当初、Buildeeは建築部門から試行が始まったのですが、協力会社数が少ない土木部門でも有効だろうと考えられたので、土木部門にも内容を理解していただき、展開することになりました。CCUSは建築土木関係なく進めていく必要があるので、Buildeeも土木部門と一体になって展開できたことは良かったと考えています。CCUSとの連携の話があったので、結果的に全支店導入の意思決定を早期にすることができました。

Buildee×CCUSの連携を前提にスムーズに全支店展開

Buildeeを全支店展開していくにあたり、どのような説明をされましたか?

Buildeeの説明会は、能登谷部長がCCUSの社員説明会を展開することになっていたので、その日程に合わせ、「業務の効率化、省力化」というキーワードを軸にして説明をしました。BuildeeとCCUSをリンクさせることで、将来的には大きな効率化が図れることを説明し、社員からも共感が得られたと考えています。

全支店展開するにあたり、何か工夫された点はありますか?

イーリバース社から事前にマニュアルはいただいていたのですが、社内独自のルールを記載しないと本社に多くの問合せがあると判断し、マニュアルの作成を同時進行しました。また、各支店にBuildeeの担当者を決め、支店担当者が窓口となって現場へのマニュアル配信と指導を行う体制も整えました。

問合せやサポート対応はどのようにされていますか?

本来、ICT関連の問題は社外に設置しているICTサポートセンターが対応していますが、Buildeeに関しては2つの窓口で運用しています。

①操作に関する問合せ ⇒ イーリバース社のBuildeeカスタマーサポート
②社内に関連した問合せ ⇒ 本社窓口

Buildeeは本社主導で全支店展開をしていますので、作業所を統轄している本社の建築、土木部門や安全管理部門が連携をしています。各支店がまとめた社員からの要望を本社で一体化し、システム改修依頼を含め対応することにしています。

戸田建設株式会社様Buildee導入事例
(左から)能登谷様、曽根原様、小澤様、丸岡様

導入効果

「これは全国展開すべき」と確信

やはり職長が慣れるまでが大変でした。実際、フィーチャーフォンを使っている職長もいるので、そのような職長にはパソコンを使って操作してもらい、徐々にシステムに慣れてもらう過程が大変でした。ただ揚重機や搬出入の予定の重複や入力漏れもなくなり、事前にBuildeeの画面で登録状況を確認できるので、職長同士で時間調整をすることで打合せの時間が短くなりました。また操作に慣れてからは、職長から「今後も使いたい」という希望が増え、「これは全国展開すべき」と確信しました。

戸田建設株式会社様Buildee導入事例
Buildeeを使った打合せ風景

作業内容などの事前共有でフレックスタイム制を実現!

1年前に、弊社は現場を含めフレックスタイム制が導入されたのですが、現場はどうしても朝8時からの全体朝礼のために、社員は7時30分頃出社していました。この点をどうやってフレックスタイムにできるのかという問題がありました。そこで、全体朝礼をやめて自己発働型朝礼(フレックス朝礼)に切り替えていこうという話になったのですが、自己発働型朝礼にするには“職長と社員が事前に各作業内容や人員などを共有できていること”が前提条件でした。Buildeeを使えばこの条件を概ねクリアできるので、一部の現場ですが自己発働型朝礼を取り入れ、現場が変わり始めています。まだ試行段階なので全現場ではないのですが、全体朝礼をなくしても問題が起こらないということが確認できたのは大きいと考えます。また事前に共有ができているので、仕事が円滑に進みやすく、そういった意味でもメリットがあると考えています。あとは、ガードマンにも搬出入の予定をリアルタイムで確認してもらうことができるというのも大きいです。

今後の展望

調整会議と今後の労務安全・入退場管理システムの一体化に期待

Buildeeに求めていることは「正確な体系図を作れるようにすること」です。CCUSからAPI連携でデータをもらえるようにしていくことがお互いの課題だと思っています。調整会議システムだけでは現場の中で完結してしまうため、今後、労務安全・入退場管理システムが利用できるようになると色々なことに活用でき、会社全体で更にメリットが出てくると期待しています。あとは、協力会社のニーズを把握して、更なるバージョンアップをしていってほしいですね。

まだBuildeeを導入していない元請様に一言お願いします

「Buildeeいいよ」という話は他社によくしています。調整会議だけでなく「今後、労務安全・入退場管理が揃って一体化したら絶対いいものができるよ」とも伝えています。ゼネコン全体が同じ仕組みになれば専門工事会社も省力化が図れると思います。CCUS同様、ゼネコン各社がバラバラでシステムを作るような時代ではないと思いますし、そういう意味でBuildeeには業界標準になってほしいと考えています。

あとがき

今回の取材を通して、現場にフレックス制を導入するなど働き方改革にも力を入れている戸田建設様の取り組みの中で、Buildeeもそのお力になれていることを誇りに思うとともに、これからもより良いサービスをご提供できるよう努力していきたいと思います。 曽根原様、能登谷様、小澤様、丸岡様、お忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。

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