建設現場のための入退場管理スマートフォンアプリ 「Buildee入退場管理『顔レコ』for技能者」をリリース
~小規模現場でも技能者のスマートフォンによる顔認証で入退場実績の登録が可能に~
株式会社リバスタ(本社:東京都江東区、代表取締役:高橋 巧、以下 当社)は、このたび建設現場施工管理サービス「Buildee(ビルディー)」の入退場管理アプリ「顔レコ」において、建設技能者向けのスマートフォンアプリ(以下、当機能)を開発し、App StoreおよびGoogle Playストアでの配信を開始いたしました。
当機能を活用することで、協力会社の職長や技能者は自身のスマートフォンを通し、建設現場での顔認証による入退場実績を登録することができます。これにより、元請会社は据え置き型の顔認証機器などの設置が困難な建設現場においても、入退場管理を徹底することが可能です。
しかし、小規模工事や複数の入場場所がある建設現場においては、据え置き型の顔認証機器や、iPad端末などを設置することができず、顔認証による入退場記録の管理徹底が困難な場合があります。そのため、協力会社の職長や技能者が所持するスマートフォンから入退場実績の登録を可能とする、当機能をこのたび開発しリリースいたしました。
なお、2024年8月末時点で、顔認証用の技能者顔写真の登録件数は94万5千件超となっており、Buildeeの導入社数の増加に伴い年々増えております。
※1 QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
・特長1:エリア設定により、入退場の状況把握が可能
元請会社は、建設現場ごとに顔認証可能エリアを設定できます。技能者のスマートフォンから取得したGPS情報が、元請会社の設定したエリア内でのみ顔認証が実施できる仕組みです。そのため、現地において技能者の入退場の状況把握が可能です。
・特長2:協力会社は、QRコードを読み取るだけで顔認証を実施可能
元請会社が顔認証可能エリアを設定することで、エリアごとにQRコードを発行できます。技能者は現場への初回入場時に、発行されたQRコードを読み取ることで現場情報と簡単に紐づけがなされるため、QRコードを読み取るだけで顔認証の実施が可能です。
当機能の顔認証技術は、世界最高水準※2の評価を得ているパナソニック コネクト株式会社の顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」を活用しております。
※2 パナソニック コネクトの顔認証技術は、2022年11月6日に公開されたNIST FRTE 1:1評価結果において、Mugshot(人種・経年変化を含む正面顔データ。他人受入率10万分の1)で世界1位を獲得。更に、2024年3月26日に公開されたNIST FRTE 1:N評価結果(検索精度)において、Mugshot(経年変化を含む正面顔データ。160万名登録)、Border(顔の向き変化や画質劣化を含む顔データ。160万名登録)の2つの評価カテゴリで世界1位を獲得。
・特長3:複数の現場、施工体制への対応が可能
建設現場内で複数の施工体制※3に招待されている技能者の場合、顔認証成功時に選択肢を表示し、当日にどの施工体制で入場するかを選択できます。また、選択された施工体制の入退場実績はCCUS※4に自動連携されます。
※3 建設工事における各協力会社の施工の分担関係を示したもの。
※4 一般財団法人建設業振興基金が運営する、技能者が、技能・経験に応じて適切に処遇される建設業を目指して、技能者の資格や現場での就業履歴等を登録・蓄積し、能力評価につなげる仕組みのこと。
・対応:Android 6以上 / iOS 16以上(推奨)
・App Store アプリ ダウンロード用
・Google Play ストア アプリ ダウンロード用
・リバスタの建設現場施工管理サービス『Buildee』 導入した元請会社数が500社を突破 ~「2024年問題」対策も背景に、導入社数の増加ペースが加速~(2024年8月20日)
当機能を活用することで、協力会社の職長や技能者は自身のスマートフォンを通し、建設現場での顔認証による入退場実績を登録することができます。これにより、元請会社は据え置き型の顔認証機器などの設置が困難な建設現場においても、入退場管理を徹底することが可能です。
■開発の背景
担い手不足が深刻化する建設業では、建設現場での業務において省人化・省力化が強く求められています。しかし、建設現場には毎日多数の技能者が出入りし、複数の協力会社から人員が集まることも多いため、正確な入退場管理には多大な工数が掛かっていました。このような課題を解決するため、当社では2022年2月に建設現場のための入退場管理アプリ「顔レコ」を正式リリースし、元請会社がiPad等のiOSデバイスを利用して、どのような建設現場でも入退場・就業履歴を手軽に記録・反映することを可能にしました。しかし、小規模工事や複数の入場場所がある建設現場においては、据え置き型の顔認証機器や、iPad端末などを設置することができず、顔認証による入退場記録の管理徹底が困難な場合があります。そのため、協力会社の職長や技能者が所持するスマートフォンから入退場実績の登録を可能とする、当機能をこのたび開発しリリースいたしました。
なお、2024年8月末時点で、顔認証用の技能者顔写真の登録件数は94万5千件超となっており、Buildeeの導入社数の増加に伴い年々増えております。
■当機能の概要と特長
当機能は、顔写真の登録と、技能者の入退場数に応じた従量課金制であり、建設現場の入退場管理サービス「Buildee入退場管理」をご利用の現場でのみ利用可能です。元請会社が発行したQRコード※1を技能者が自身のスマートフォンで読み込むことで顔認証を実施でき、入退場記録は「Buidee入退場管理」および、建設キャリアアップシステム(以下:CCUS)に自動連携されます。※1 QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
・特長1:エリア設定により、入退場の状況把握が可能
元請会社は、建設現場ごとに顔認証可能エリアを設定できます。技能者のスマートフォンから取得したGPS情報が、元請会社の設定したエリア内でのみ顔認証が実施できる仕組みです。そのため、現地において技能者の入退場の状況把握が可能です。
・特長2:協力会社は、QRコードを読み取るだけで顔認証を実施可能
元請会社が顔認証可能エリアを設定することで、エリアごとにQRコードを発行できます。技能者は現場への初回入場時に、発行されたQRコードを読み取ることで現場情報と簡単に紐づけがなされるため、QRコードを読み取るだけで顔認証の実施が可能です。
当機能の顔認証技術は、世界最高水準※2の評価を得ているパナソニック コネクト株式会社の顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」を活用しております。
※2 パナソニック コネクトの顔認証技術は、2022年11月6日に公開されたNIST FRTE 1:1評価結果において、Mugshot(人種・経年変化を含む正面顔データ。他人受入率10万分の1)で世界1位を獲得。更に、2024年3月26日に公開されたNIST FRTE 1:N評価結果(検索精度)において、Mugshot(経年変化を含む正面顔データ。160万名登録)、Border(顔の向き変化や画質劣化を含む顔データ。160万名登録)の2つの評価カテゴリで世界1位を獲得。
・特長3:複数の現場、施工体制への対応が可能
建設現場内で複数の施工体制※3に招待されている技能者の場合、顔認証成功時に選択肢を表示し、当日にどの施工体制で入場するかを選択できます。また、選択された施工体制の入退場実績はCCUS※4に自動連携されます。
※3 建設工事における各協力会社の施工の分担関係を示したもの。
※4 一般財団法人建設業振興基金が運営する、技能者が、技能・経験に応じて適切に処遇される建設業を目指して、技能者の資格や現場での就業履歴等を登録・蓄積し、能力評価につなげる仕組みのこと。
・対応:Android 6以上 / iOS 16以上(推奨)
・App Store アプリ ダウンロード用
・Google Play ストア アプリ ダウンロード用
■今後について
2024年7月に国土交通省より「建設キャリアアップシステム利用拡大に向けた3か年計画」が発表され、今後3年間で処遇改善や業務効率化など、CCUS利用によるメリット拡大を進める段階へと移行しています。当機能は入退場記録をCCUSに自動連携することで、CCUSへの記録までをワンストップで実現できます。当社は、今後も当社サービスを通じCCUSの利用拡大に寄与し、CCUSの目的である建設業界内での技能の公正な評価、工事の品質向上、現場作業の効率化の実現にも貢献してまいります。■関連リリース
・Buildee、建設現場のための入退場管理アプリ『顔レコ』を正式リリース(2022年2月8日)・リバスタの建設現場施工管理サービス『Buildee』 導入した元請会社数が500社を突破 ~「2024年問題」対策も背景に、導入社数の増加ペースが加速~(2024年8月20日)