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工程表とは?

工程表とは、工事のスケジュールや進捗状況、作業の手順などをまとめた表です。工程表を作成することによって工程管理が容易になり、作業が効率化して納期どおりに作業を進めることができます。ここでは、工程表の役割や種類、作成方法などを詳しく解説していきます。

この記事はこんな読者におすすめ

  • 工程表という言葉は知っているが、具体的にどのようなものか知りたい
  • 工程表にはどのような種類があり、どのように使い分けるかを知りたい
  • 工程表の作成方法を詳しく知りたい
建設現場業務を効率化する支援サービス 『Buildee 調整会議』が選ばれる6つの理由

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建設現場業務を効率化する支援サービス 『Buildee 調整会議』が選ばれる6つの理由

導入元請が増加しているBuildee調整会議が「なぜここまで建設現場で支持されるのか」、その理由をわかりやすくご紹介します。

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1. 工程表とは?

工程表とは、工事のスケジュールや作業の手順などをまとめた表で、工事の工程管理に用いられます。工程表を作成することによって、人員の配置や作業日数、進捗状況を具体的に把握することができるため、作業効率の向上にもつながります。

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2. 工程表の役割

工程表には、主に以下の4つの役割があります。

納期どおりに工事を終わらせる

工程表を作成することによって、工程管理、進捗状況の把握が容易になり、工事の遅れを防ぐための対策が講じやすくなります。また、トラブルが発生しても適切で迅速な対処法が立てやすくなります。その結果、納期どおりに工事を終わらせることが可能になります。

トラブルの回避、迅速な対応を可能にする

工程表を作成する際に空白期間を設けるなど、事前にトラブルに備えた工程管理をおこなうことができます。これによって、もしトラブルが発生した場合にも空白期間である予備日程期間内において人材配置の変更や迅速な対応をすることで納期どおりに工事を終わらせることが可能となります。

作業の効率が向上する

工程表を作成すると、適切なスケジュール管理、人員管理をおこなうことができます。生じた余剰時間を活用することによって、作業効率の向上や工期の短縮につながります。

コストの削減につながる

工程表の作成によって作業効率が向上すると、無駄な作業がなくなり、人員を確保する必要もなくなることから、労務費や外注費などのコスト削減につながります。

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3. 工程表の種類

工程表には、さまざまな種類があります。それぞれ特徴が異なるので、目的や用途に応じて使い分ける必要があります。ここでは、代表的な5種類の工程表の概要やメリット、デメリットについて解説します。

ガントチャート工程表

ガントチャート工程表は、縦軸に作業名、横軸に進捗率(達成率)を記入する工程表です。ワードやエクセルのテンプレートを用いて簡単に作成することができます。それぞれの作業の進捗率を把握しやすく、同時進行で進める複数作業の進捗管理がしやすいのがメリットです。一方、作業同士の関連性がわかりにくい点がデメリットです。

バーチャート工程表

バーチャート工程表は、縦軸に作業名、横軸に作業日数を記入する工程表です。ワードやエクセルのテンプレートを用いて簡単に作成することができます。それぞれの作業にかかる日数を記入するので、作業日程を把握しやすいのがメリットです。ただし、ガントチャート工程表と同じく作業同士の関連性がわかりにくいのがデメリットです。

グラフ式工程表

グラフ式工程表は、ガントチャート工程表とバーチャート工程表を組み合わせた工程表で、縦軸に進捗率(出来高比率)、横軸に日数を記入します。各作業の進捗状況や作業間の関連性が把握しやすいのがメリットです。ただし、ガントチャート工程表、バーチャート工程表と比べ、作成が複雑で手間がかかりやすいのがデメリットといえます。

出来高累計曲線

出来高累計曲線は、上方許容限界曲線と下方許容限界曲線を設定し、それに基づいて予定工程曲線を決める工程表です。工程管理曲線、バナナ曲線とも呼ばれます。作業全体の進捗状況を把握するのに適しており、上方許容限界曲線と下方許容限界曲線が設定されていることからスケジュールの遅延にも柔軟に対応できるのがメリットです。ただし、各作業工程の進捗状況を把握することはできないのがデメリットです。

ネットワーク工程表

ネットワーク工程表は、作業の内容、施工の順序を番号と矢印を用いて表した工程表です。作業間の関連性や工程の流れを把握するのに適しており、各作業の部分的な変更があった場合、ほかの作業への影響が把握しやすいというのがメリットです。ただし、それぞれの作業の進捗状況の把握には適しておらず、作成や修正には専門的知識が必要なのがデメリットです。

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3. 工程表の作成方法

工程表は、一般的に以下のステップに沿って作成します。それぞれの手順について、詳しく見ていきましょう。

施工手順を決める

工程表を作成する際は、まず、それぞれの現場に適切な施工手順、施工法を決めます。施工手順は、作業単位で細かく設定して書き出す必要があります。作業の内容があいまいだと、工程表がわかりにくくなってしまいます。各作業に必要な資材や機械設備がある場合は、同時に書き出しておきます。

適切な長さで施工期間を決める

施工手順が決まったら、次に施工期間を決めます。施工期間を短く設定しすぎると、作業に追われて作業員のミスを招く可能性があります。逆に長く設定しすぎると、作業員の人材配置に無駄が生じてしまい、人件費の増加につながります。そのため、作業の内容や人員を考慮して、適切な長さの施工期間を決めることが大切です。

各工事の配分、調節をする

次に、各工事の配分、調整をおこないます。すべての工事が納期までに終わるよう、また不測の事態が起こっても対応することができるように、全体の流れや手順を見て、余裕を持たせた配分、調整をおこなうことが重要です。機械や設備の使用が他の仕事と重ならないよう、工夫する必要もあります。

工程表の作り方、種類を決める

工事の内容が決まったら、現場に合った工程表の作り方、種類を決めます。工程表の作り方には、施工順に沿っておこなう順行法、完了日からさかのぼって計算する逆算法などがあります。工程表の種類は、目的に合わせて選びましょう。作り方と種類が決まったら、工程表の作成に取りかかります。工程表の作成は主に①手書き②エクセルやワードのテンプレート③工程管理アプリの3種類の方法があります。現場の状況やITデバイスの導入状況、操作スキルを踏まえて最適な方法で作成しましょう。

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