2021年10月15日(金)、東京都千代田区(会場:大手町サンケイプラザ)にて株式会社イーリバースドットコムが主催する
「Buildeeカンファレンス2021」を開催いたしました。当日は56社102名のユーザー様にご出席いただきました。
当カンファレンスでは、より多くの建設会社様にBuildee活用のヒントを得ていただくことを目的に
実際に建設現場施工管理サービス「Buildee」をご導入いただいている企業様にBuildeeのご活用状況やご導入背景などを
ご発表していただきました。
開会のご挨拶
株式会社イーリバースドットコム 営業部第二営業グループ 鈴木啓之
リリースから4年、ユーザー様へ感謝の意を述べる
リリースから4周年を迎えたBuildeeの現在のご利用実績について述べ、現在Buildeeが提供している機能をご説明いたしました。また、ユーザー様へ日頃の感謝の意を述べさせていただくと共に今後も引き続きユーザー様のお知恵を拝借しながら建設業界のため、より良いサービスを提供していく所存である旨をお伝えいたしました。
株式会社熊谷組『熊谷組におけるBuildeeの導入・利用拡大』
株式会社熊谷組 ダイバーシティ推進部 働き方改革推進グループ 課長 石山裕子氏
モデル現場で試行しつつルールや帳票を整備
段階的に全現場へのBuildee展開を進める
Buildee調整会議の利用を開始した2018年、当時発足された施工管理タスクチームが同サービスを利用を検討・選定したことから、Buildeeの現場展開が始まりました。Buildee調整会議を熊谷組独自の工夫で活用しながら現場での利用促進を図ってきた一方で、利用現場が増えるとともに見えてきた課題がありました。そうした課題をどのように乗り越え、Buildeeの現場展開を推し進めていったのかをご発表いただきました。
株式会社竹中土木『Buildee導入活用事例』
株式会社竹中土木 技術生産本部 技術開発部 椎葉偉久氏
Buildeeの利用はICT活用の一環
今後はデータプラットフォームへの展開も
土木工事を専門とする竹中土木ではBuildee調整会議を2020年8月に全本支店で正式に採用しました。Buildee調整会議を採用した背景には「サーバ上で施工データや現場データを一括管理したい」という期待がありました。そうした導入背景があった中、現場でのBuildeeの利用を推進したことで何を実現することができたのかをご発表いただきました。それに加えて、Buildee内に蓄積したデータの利活用を含めた、生産性向上を目的としたデータプラットフォーム構築の展望についてご発表いただきました。
株式会社大木組『Buildee導入事例』
株式会社大木組 工事管理部 安全グループ 相笠敏秋氏
鹿島建設などの導入を受けてBuildeeの利用を開始
協力会社にもメリットがあり、さらなる改良にも期待
鉄骨建方やPC工事等を手掛ける大木組では鹿島建設でのBuildee全面導入をきっかけに、協力会社としてBuildee調整会議・労務安全・入退場管理の対応を始めました。大木組はBuildeeの利便性を最大化させるため、二次会社以下の協力会社へのBuildeeの利用支援を行うなどの取り組みを推進しています。そうした取り組みを積極的に行う一方で、Buildeeを利用するにあたっての協力会社側の実情などをご発表いただきました。
株式会社安藤・間『Buildee調整会議から3サービス利用そして今後の期待』
株式会社安藤・間 建設本部 建設統括部 建設企画部 建築企画グループ グループ長 鈴木克史氏
Buildee調整会議で業務効率化・時短を実現
3サービスの全社展開などでさらなる効果を期待
安藤ハザマでは2019年4月から全国の新築建築現場でBuildee調整会議導入を積極的に推進してきました。2021年7月には本部サポートチームの体制確立を背景に、Buildee調整会議に加え、労務安全・入退場管理の2サービスも合わせた3サービスの全社導入を決定しました。Buildee調整会議の導入前と導入後の違いについて振り返り、3サービス導入に対する今後のBuildeeへの期待についてご発表いただきました。
戸田建設株式会社『戸田建設における社内展開と支援体制構築について』
戸田建設株式会社 本社建築工事統轄部 建築工務部 生産システム推進1課 課長 池端裕之氏
Buildee調整会議に労務安全・入退場を追加導入
登録率向上のため協力会社への支援体制も整備
戸田建設では2019年4月に全社導入を決定した調整会議に加え、2020年にはデータ集約を目的にBuildee労務安全と入退場管理の導入を決定しました。Buildeeの各サービスの利用定着には協力会社の協力が欠かせないとし、ルールの整備、マニュアルやQ&Aなどの用意に加え、サポートセンターを設けるなど盤石な支援体制を築きました。そうした協力会社への支援体制や実際の運用についてご発表いただくとともに、従来より利用していた安全書類作成サービスからBuildeeへの移行をどのように進めたのかをご発表いただきました。
鹿島建設株式会社『CCUS推進に向けBuildee労務安全・入退場管理を活用』
鹿島建設株式会社 建築管理本部 工事グループ長 荒木真也氏
CCUS推進に向けBuildee労務安全・入退場管理を活用
データを可視化し、数々の課題の解消へ取り組む
全社を挙げてCCUSの普及を徹底的に取り組んでいる鹿島建設。CCUS導入にあたり、BuildeeにCCUSデータ活用の可能性を見出し、Buildee労務安全と入退場管理の導入を2020年4月に決定しました。さらに顔認証機器BANKEN FACEの導入が重なったことで、Buildeeを利用する協力会社の数やID数、登録作業員数などは堅調に伸びています。CCUSのデータ活用を進める一方で、鹿島建設で見えてきたデータ利活用における課題や、そうした課題に対してBuildeeをどのように活用してカバーし課題解消してきたのかをご発表いただきました。
株式会社イーリバースドットコム『新サービス・機能/今後の展望』
株式会社イーリバースドットコム 経営戦略室 室長 東修平
Buildeeの今後の展望
Buildeeの成長速度をさらに高めるための今後の機能強化の発表に加えて、Buildeeの将来構想について発表をいたしました。Buildeeの品質向上が重要であるという大前提のもと、定期的に現行サービスの改修や機能強化を図り、さらなる利便性を追求したサービスをユーザー様へご提供する所存である旨をお伝えしました。
閉会のご挨拶
株式会社イーリバースドットコム 代表取締役 高橋 巧
お客様との共創によって、より総合的で幅広いサービスを目指します
2017年にサービスを開始した建設現場施工管理サービス「Buildee」は、現在「調整会議」「入退場管理」「労務安全」の3つのサービスを提供しています。2020年には顔認証デバイスをはじめとしたBANKENシリーズの提供も開始しました。今後も、さまざまな分野で建設現場に有益なサービスを開発・提供し、総合的なサービス展開を行う計画です。
しかし、そうしたサービス開発は、私たちの力だけでは実現できません。建設会社様のご協力が不可欠だと考えています。「すべてのお客様に喜んでいただけるサービスを提供し、お客様との共創によって、未来に向けた社会課題を解決していく」という私たちのミッションにあるように、“お客様との共創”によって新たなサービス開発を行い、現場の方々や協力会社の作業員の方々などすべての方々から「Buildeeは便利だね」と言っていただけるよう努力を重ねてまいります。
DX化が叫ばれている今日、ますますデータ活用が重要視されています。ユーザー様がBuildeeに入力していただいたデータは、ユーザーである皆様方の資産というのが私たちの考え方です。API連携等によってデータ提供する、BIツール等を使った分析データを提供するといったことも今後計画しています。また、Buildeeの各サービスはもちろんのこと、他社サービスとも連動することによって、より総合的で幅広いサービスを目指してまいります。
イーリバースドットコムは、これからも営業やカスタマーサポートの強化、システム品質・性能アップ、サービスのブラッシュアップなどBuildeeに対して継続的な投資を行い、建設業の皆様に貢献し、愛される存在になるよう邁進してまいります。